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六六 イエズスはいばらの冠をかぶらせられた
兵士たちはイエズスさまをむち打ってから、裁判所の中庭にひき出し、赤いマントを着せ、いばらで編んだ冠をおんかしらにかぶせ、右のおん手によしを持たせ、その前にひざまづくまねをしながら、「ユダヤ人の王さま、ごきげんよう」と言ってからかいました。それからよしで頭をたたいたり、ほほを打ったり、つばを吐きかけたりしてあざけりました。
ロザリオ 苦しみの玄義 第三玄義
この一連を献げて、イエズスさまがいばらの冠をかむらせられたことを思い、聖母のおん取り次ぎで、どんなあざけりも恐れないようなお恵みをお願いいたしましょう。
一 イエズスさまは神のおん子であり、人々を最も愛されたのに、かえってひどいあざけりを受け、王冠のかわりにいばらの冠をかぶされ、王しゃくのかわりによしを持たされました。これは人間がごうまんによって犯した罪を償われるためでした。
私たちも決してごうまんの心を起こさないように、よく気をつけましょう。
二 ご苦難の聖歌 公教聖歌集 173 ゆうやみかげくらく